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金相場の銘柄ガイド・金先物をもっと知ろう!


はじめての金相場 

換金性が高く、世界中で通用する貴金属の代表格。昨今の金融不安に伴い、資産の逃避先としても金相場は大人気。

※ご覧のページの金相場の銘柄ガイドの内容は、PDFファイルでもご覧いただけます。
銘柄ガイド・金(ゴールド)

金(ゴールド)とは? −人気の金相場、そもそも金とは?−

金(GOLD)相場 金は、宝飾品の材料や通貨の代替手段として、古くから世界中で利用されてきました。
現在でも非常に換金性が高く、その価値は広く認められています。
不況などによって株式や債券、預金、不動産などの資産に信用不安が起こると、その避難先として金が選択されるケースも多く、昨今の金融不安でも金への資産シフトが多く見られました。

金相場はコモディティ取引においても、常に高い人気を集める主要銘柄です。

金の用途 −金相場に影響を与える金の用途とは−

世界で生産される金のうち、7割程度はアクセサリーや指輪などの宝飾品として利用されているといわれ、貨幣の代替品としての利用も依然として行われています。

金は延展性に優れ、最も薄く延ばすことができる金属です。
サビなどの腐食にも強く、電気伝導率も高いことから、工業用品としての需要も大きな割合を占めています。電子部品や医学分野での利用も進んでおり、現代生活を支える貴重な金属資源のひとつとなっています。

また、金は廃棄された工業製品からのリサイクル利用も盛んに行われています。

金はどこで生産されるのか −金の相場に影響を与える金の生産地−

金の相場に影響を与える金の生産地 金の主要生産国は、中国、アメリカ、南アフリカ、オーストラリア、ロシアなどが挙げられます。
かつては南アフリカが最大の生産地として知られ、世界の金生産の7割近くを占めている時代もありましたが、近年は大きく生産量が落ち込み、現在は中国に生産力トップの座を奪われています。

地球上で採掘可能な金の75%はすでに採掘済みといわれているものの、産金技術の進歩により、年間生産量は全世界で毎年2,000〜2500トン程度と安定しています。

近年は微増傾向にありますが、基本的には頭打ちといえる状況が、金の相場の背景にあります。

取引市場と価格の動き −金相場が取引される市場と値動きとは−

COMEX 金先物チャート(月足) 金の価格は、イギリスのロコ・ロンドン市場、ニューヨークのCOMEX市場、東京商品取引所などで形成されます。
金の現物取引の中心はロコ・ロンドン市場であり、先物取引の中心はCOMEX市場となっています。

金価格は2,000年代以降、ほぼ一貫して上昇傾向にあり、それまで1トロイオンスあたり300ドル程度であった価格が2008年には1,000ドル、2011年には1,500ドルを突破しました。

サブライムローン問題の発生以後、世界的に景気の先行きが不透明なことや、昨今の米ドルの信認低下により、米ドル資産から金への資金シフトが起こっています。

金相場の基本データ
元素記号 Au 元素番号 79
利用用途 宝飾品、工業用品、現物保有用等 主な生産国 中国、アメリカ、南アフリカ、ロシア
年間生産高 約 2,500 トン 主な輸入国 中国、インド

金の価格変動の要因は?  −金相場の主要な価格変動要因とは−

インフレ懸念と金相場

特に長期的には価格変動の大きな要因になります。金はそれ自体が価値を持つ資産であることから、インフレ(=通貨の価値が下がる)に対応して、金の価格は値上がりしていきます。

為替動向と金相場

為替相場、特にドル相場も金の価格に大きな影響を与えます。現在、ドルは世界の基軸通貨とされますが、その評価が下がると、その代替資産として金が買われる傾向があります。

金利動向と金相場

金は保有しているだけでは金利を生みません。このため、金利が高い局面では金が売られる傾向にあります。特にドル金利に反応するケースが多く、ドル金利上昇は金価格の下落要因です。

金ETFの動向と金相場

近年、手軽に金投資ができることから、金ETFが高い人気を集めています。金ETFの中には、現物の金を保管するタイプのものもあり、金ETFへの投資が増えると現物需要が増加し金相場に影響します。

各国中央銀行の動向

世界各国は対外準備資産のひとつとしてドルなどと合わせて金を保有しています。近年、ドルの信用不安が高まる中で、対外準備資産を司る各国中央銀行の動向も、金相場では注目されています。

地政学的リスクと金相場

「有事の金」という言葉があるように、戦争や紛争、テロなどによって地政学的なリスクが高まると、資産保全のためにそれ自体が価値を持つ金を購入する動きが強くなり、金相場に影響を与えます。


注目される中国とインドの輸入動向 −金相場の変動要因としてウェイトを増す中国とインド−

世界のコモディティ市場にも大きな影響を与えるようになった新興国ですが、中でも中国とインドは古くから金選好度が高いといわれ、目覚ましい経済成長を遂げた両国は昨今、金の輸入国として金相場への存在感も増しています。

中国の場合、金の生産量が世界1位であるにもかかわず、自国生産分ではまったく足りず、完全な輸入国になっているのが現状です。

宝飾品としての需要はもちろん、工業用の需要も年々伸びており、両国の需給動向が金価格に影響を与えるケースが増えてきました。
世界中の金需要の3分の2近くが中国とインドで占められているという観測もあります。

両国の今後の成長観測を鑑みると、金価格の変動要因としてのウエイトはますます増していくことでしょう。

注目指標等 −金相場に影響を及ぼす重要な指標とは−

金価格はそれ自体が注目指標であり、金価格に影響を与える経済指標等は非常に多岐にわたります。

米国雇用統計は、金だけなく世界の株価動向や為替動向を左右する最重要指標ですが、その結果は金の価格にも大きな影響を及ぼします。
アメリカCFTCが発表する建玉状況や金ETFの残高なども見逃せない指標といえるでしょう。

米国雇用統計

アメリカの労働省が毎月第1週目の金曜日に発表。米国の雇用状況をもとに景気動向を占う最重要指標です。「非農業部門雇用者数」「失業率」「週労働時間」等10数項目が発表されます。特に「非農業部門雇用者数」が注目され、これが予想よりも悪いと景気悪化懸念から金買いというシナリオを描くケースが多くなります。

CFTC建玉明細

アメリカ商品先物取引委員会(CFTC)が、毎週金曜日に前週火曜日の建玉を発表。産金会社、貴金属販売業者、ヘッジァンドなどの大口投資家の建玉状況の動きを把握することができます。業種別の売買動向をつかむことができるため、貴金属販売業者などの実需筋や、投機筋の動きをそれぞれ確認することが可能です。


当レポートについて

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