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特集「28年ぶりに価格差が逆転した金と白金価格のその後は?」|楽天証券の商品先物取引「ドットコモディティ」

特集「28年ぶりに価格差が逆転した金と白金価格のその後は?」

28年ぶりに価格差が逆転した金と白金価格のその後は?

28年ぶりに価格差が逆転した金と白金価格のその後は?
- アベノミクスと白金価格の関係を考える -

昨年11月半ば以降、アベノミクスを背景として円建てのコモディティが強含んでいます。

中でも比較的景気動向に敏感な白金や原油、ゴムなどの工業用素材は2月の高値からは一時下落となったものの、再び上昇基調に転じてきているようです。

この昨年11月半ば以降、国内の先物取引所に上場している円建ての金と白金の価格について、2011年から2013年1月にかけて発生していた約28年ぶりの価格差の逆転(通常は白金が金に比べて高いというのが常ですが、2011年12月ごろから金の方が白金よりも高い「逆転状態」となっていました)が、解消する展開となっています。

10月に入って金価格が強含んでいる理由と今後予想される展開

【直近の東京金と東京白金の価格の推移】

アベノミクスが世に出た2012年11月半ば以降の東京金と東京白金の価格の推移は次のとおりです。

直近の東京金と東京白金の価格の推移

大胆な金融緩和策を掲げたアベノミクスが提唱され、対主要国通貨で円安が急速に進む中、この円安を追い風に、東京市場の金・白金を含めたコモディティ価格は上昇の勢いを強めていきました。

(※円安になれば、例えば、同じ金でも円建ての金とドル建ての金とでは円建ての金の方が割安に映るため、強含みやすくなる傾向があります。逆に円高は東京市場のコモディティにとって下落要因になりえます)

11月15日からの最大上昇率(2銘柄とも2月7日が最大)は、東京金が15.14%、東京白金が31.90%となりました。

この「上昇率の差」が、価格差逆転解消の大きなポイントとなりました。

上昇要因の一つとして「円安」という東京金にも東京白金にも、共通の材料があるにも関わらず、なぜ上昇率に強弱の差がでたのでしょうか。

その背景として、世界的にも白金需要の半分以上が自動車の排気ガスを浄化するマフラーの装置の一部として使われているなど、白金需要に占める工業用の用途の割合が大きいことがあげられます。

アベノミクス提唱後の円安・株高を背景に、日本の自動車業界の業績向上期待から、今後白金の工業用需要が増えるという期待が高まったことが東京白金価格の上昇に一役買っているものと想像できます。

【東京金と東京白金の価格差の推移】

次のデータは、金の国内先物市場への上場(1983年3月)、白金の同市場への上場(1984年1月)以来、2013年3月12日までの中心限月(※)の終値の推移と、それらの価格差(金−白金)の推移です。(上場当時の取引所は東京工業品取引所。現在の東京商品取引所)
※中心限月・・・取引が最も活発に行われている限月

東京金と東京白金の価格の推移
東京金と東京白金の価格差の推移

これらの2銘柄が上場されて以降、1985年ごろと2011年〜2012年の2度、価格差が400円を超えるプラスに転じていることが分かります。

価格差は「東京金価格−東京白金価格」で求めていますので、価格差がプラスサイドで推移するということは、東京金価格の方が、東京白金価格よりも高いことを意味します。(金>白金)

逆に、価格差がマイナスサイドで推移するということは、東京金価格の方が、東京白金価格よりも安いことを意味します。(金<白金)

また、この2つの時期以外においては、価格差はほぼマイナスサイド(金<白金)で推移していることが分かります。

その理由の一つとして、金と白金の世界の生産・流通量の違いがあげられます。

白金の年間の生産量は約200トンで、金のそれに比べれば12分の1の量といわれています。

流通量もおのずと白金の方が少なくなるので、白金も金も(宝飾品という共通の用途を持つ)同じ貴金属という考え方に立てば、白金の方が希少性があると考えられるわけです。

歴史的にこれらの2つの価格を比べた場合、白金の方が金に比べて高い状態(金<白金)が常とされてきたのはこのためで、実際に価格差もその通りになっています。

1985年ごろと2011年〜2012年の2度、価格差がプラス(金<白金)に転じた理由は次のとおりだと推測しています。

1985年の場合・・・プラザ合意によるドル高是正で、円相場が円高方向に向いたことで、相対的に割高に映った円建てのコモディティは売られる展開になりました。

一方、通貨としての側面を持つ金(Gold)は世界の基軸通貨であるドルの下落を受けて、代替通貨として注目が集まり先ずはドル建ての金(Gold)が上昇。

世界で最も大きなコモディティの先物市場である米国市場の金(Gold)が強含んだことで、東京市場の金も(円高ではあるが)連れ高となりました。

このため、白金<金の図式が成り立ったのだと思われます。

2011年〜2012年・・・2008年のリーマンショック後の世界経済が回復基調にあった中、ギリシャの債務問題に端を発し欧州の金融不安が世界に波及していきました。

工業用の用途が多い白金は、世界経済の減速のあおりを受け、需要減少→価格下落と相成ります。

一方、金(Gold)は、代替通貨、安全資産、ラストリゾートなどの役割から注目を集めて強含んでいきました。

このため、白金<金の図式が成り立ったものと思われます。

「1985年」と「2011年〜2012年」の2つの時期において「白金<金」となった経緯には、「白金は下落」「金は上昇」という背景があったものと思われます。

金下落・白金は金以上に下落、白金上昇・金は白金以上に上昇という値動きでも「白金<金」という図式にはなりますが、上記の2つの期間は、そのような値動きではなかったということです。

この点は、今後の2つの価格差がどのように推移していくかを予測する上でのヒントの種となると思われます。

【東京白金先物と日経225先物の関わり】

上記のヒントの種を実際に形にする上で、最近の「東京白金」と「日経225先物」の価格推移に注目することとしたいと思います。

以下のグラフのとおり、価格の推移は、コモディティと株という根本的な違いはありますが、おおむね価格の推移は似通っているように思われます。

東京白金と日経225先物の価格の推移

期間は2009年12月から2013年3月までのおよそ3年3ヶ月間で、この間のこの2つの銘柄の価格推移の相関係数は「0.8054」となり、比較的強い関わりを持ちながら価格が推移していると考えられます。

これらの銘柄の価格推移が似通る理由として、次の二つがあげられると思います。

「円相場の変動」と「製造・加工・輸出関連企業の業績」です。

「円相場の変動」について

円高・ドル安の場合(東京白金・日経225ともに下落傾向)

東京白金においては、ドル建ての白金と比較して、円建てである東京市場の白金の方が相対的に割高に映ることから価格下落へ。
日経225では、輸出関連企業に不利→企業業績に悪材料→株価下落へ。

円安・ドル高の場合(東京白金・日経225ともに上昇傾向)

東京白金においては、ドル建ての白金と比較して、円建てである東京市場の白金の方が相対的に割安に映ることから価格上昇へ。日経225では、輸出関連企業輸出に有利→企業業績に良材料→株価上昇へ。

「製造・加工・輸出関連企業の業績」について

製造・加工・輸出関連企業の業績が悪化した場合(東京白金・日経225ともに下落傾向)

東京白金においては、工業用素材を用いる企業の業績が悪化することで、素材需要が減少する見込みから価格下落へ。日経225では、企業業績の悪化→株価下落へ。

製造・加工・輸出関連企業の業績が好転した場合(東京白金・日経225ともに上昇傾向)

東京白金においては、工業用素材を用いる企業の業績が好転することで、素材需要が減少する見込みから価格上昇へ。日経225では、企業業績の好転→株価上昇へ。

以上の理由で、似通った値動きとなっているのではないかと考えられます。

【東京金と東京白金の価格差に着目した具体的な売買アイディアについて】

価格差の逆転が解消した東京金と東京白金について、これまでの価格差の動きを元に、売買のアイディアを考えてみると以下の通りとなると思います。

アベノミクス相場(円安・株高)が続けば、上記の通り相関性の高い東京白金価格は株高につられて上昇することが予想されます。

そうなれば逆に「白金が下落」ということをひとつの条件とした「白金<金」という歴史的な逆転現象を引き起こした「1985年」「2011年〜2012年」のような状態にはならない、と予想することもできるのではないかと思います。

つまりは、アベノミクス相場が健在であれば、東京白金と東京金の価格差のグラフはプラス圏内(金の方が高い)方向には行きづらいと考えることができるのではないか?ということです。

よって、価格差が0(ゼロ)またはプラスになった場合、かつアベノミクスが健在である場合、次の売買戦略が立てられるものと思われます。

1、東京白金買い
アベノミクス相場が健在であれば、円安・株高を背景に東京白金が(東京金以上に)強含み、価格差が「金<白金」となるのではないか?との見方から。

2、東京白金買いと同時に東京金売り
上記の1、に、価格差が「金<白金」になることを見越して東京金の売りを同時進行させ、リスクをできるだけ軽減しながら利益を追求したいという考え方から。

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