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金相場に何が起きているのか...


金相場に何が起きているのか...

NY市場では2011年9月には1923ドルの最高値を更新。その後も1500ドル〜1800ドルの高値水準を維持しています。今後の金相場はどうなるのでしょうか。

金相場を読み解く鍵は以下のようなものです。

金相場の高騰の背景のポイントはこれだ!

  1. 中国の旺盛な金需要
  2. リーマンショック以降の世界金融不安による金(GOLD)の再評価
    米国→
    金融システム崩壊により、短期金利ゼロ時代へ突入、量的緩和や巨額の財政赤字による米ドル下落。

    欧州→
    P?GS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)に代表される財政不安。

  3. それまでの、金相場の最大の売り手であった各国中央銀行による金保有の増加
  4. 金のETF残高の増加
  5. ファンドの金のポジション増加による金相場の上昇

中国による旺盛な金需要の背景と実態は? 世界の中央銀行の金保有量。1位:米国8133.5トン、2位:ドイツ3407.6トン、3位:イタリア2451.8トン、4位:フランス2435.4トン、5位:中国1054.1トン、6位:スイス1040.1トン、7位:ロシア775.2トン、8位:日本765.2トン。

中国が国家の目標として、金の保有を10,000トンにするべく、金相場で金を買い続けています。
現在、世界でもっとも金を保有している米国が8,100トンで、ついで2番目に多いドイツが3,400トン程度です。
この数字を見れば、金相場にとって10,000トンがいかに大きな数字であるかがご理解いただけることでしょう。
なお、中国の金保有は2009年の発表時点で1,054トンでした。これを考えると、まだ大量の金を金相場で買い付けることが考えられます。この中国の旺盛な金需要が、いまもっとも金価格を押し上げている要因と言えます。
中国の国家戦略としての「金買い」が金相場の最大の上昇の材料です。
米ドルが基軸通貨であるため、米国の金保有は必然的に他を圧倒して突出しています。
その米国の保有量を抜いて10,000トンの金を保有すると言うことは、中国元を世界の基軸通貨にすることを目指していることが推察されます。

金相場ではかつてのゴールドの最大の売り手が、近年は買いに転向 グラフ:各国中央銀行の金保有量の推移
かつては、金の最大の売り手であった各国中央銀行が、金の保有高を増やす方向に転向。リーマンショック以降の米短期金利ゼロ時代や、QE1、QE2などの量的緩和策により、米ドルの価値が下落していること、欧州の財政不安からユーロの信認低下などから、通貨としてのゴールドが再評価されているためです。
米国債務の格付けがAAA落ちとなり、金相場の上昇は勢いを増しました。
米国経済の成長率鈍化を懸念したバーナンキFRB議長によって、「少なくとも2013年央まで金融緩和を継続する」との声明が出され、長期的なドル下落を事実上容認したことも、今後の金価格に大きな影響を持つと考えられます。
グラフ「金ETF残高が増加」:ETFの保有するGOLDは「金庫」で厳重に管理され、金相場に流通しないため、市場からGOLDが減少している?
グラフ「金相場とファンドのポジションの推移」:世界の資金がGOLDに流入しているのも、GOLD価格上昇の重要な要因です。

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