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2015.02.21 NY金・銀市況=金、銀ともに反落、ギリシャ支援の延長合意観測が圧迫|金相場|楽天証券の商品先物取引「ドットコモディティ」

マーケット情報|金相場バックナンバー

2015.02.21 NY金・銀市況=金、銀ともに反落、ギリシャ支援の延長合意観測が圧迫

15/02/21 . 10:30 更新
限月 始値 高値 安値 帳入値 前日比
(15/ 4) 1208.0 1215.3 1201.2 1204.9 - 2.7
(15/ 6) 1209.2 1215.8 1199.2 1205.7 - 2.7
(15/ 3) 1634.5 1655.5 1626.0 1627.3 - 10.8
(15/ 5) 1642.5 1659.0 1620.5 1632.0 - 10.8
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
107,308 124,572 394,414 (+ 3,382)
69,552 56,286 171,196 (+ 24)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っていますが、最新データは相場表でご確認ください。   

NY為替 ユーロ NYダウ 18,140.44 + 154.67
19日 118.97/98 1.1359/60 ナスダック 4,955.96 + 31.26
20日 119.07/08 1.1377/78 10年米国債利回り 2.12 + 0.01
NY原油 (15/ 3) 50.34 - 0.82 SPDR保有金残高 769.46 + 1.50

 ニューヨーク金、銀ともに反落。終値の前日比は、金が3.7〜2.7ドル安、中心限月の4月限が2.7ドル安、銀は10.8〜10.7セント安、中心限月の3月限が10.8セント安。
 金4月限は、ドル高・原油安で前日安値を下回ったあと、1200ドルを維持したことから切り返したが、ギリシャ向け支援の延長合意が近いとの見方で安値に接近した。
 銀3月限は、ドル高・原油安で前日安値を下回ったあと、金の反発で切り返したが、ギリシャ金融支援の延長見通しを受けて金が急反落に転じたため、下値を切り下げた。

 ニューヨーク金4月限は、時間外取引を1214.9〜1201.2ドルのレンジで推移し、前日比5.7ドル高の1213.3ドルとなった。4月限は、買いが先行したが、ドル高や原油反落が圧迫して前日安値(1205.2ドル:立会終了後の電子取引)を下回った。流動的であるものの、ウクライナの停戦やギリシャの融資問題が前進していることも弱材料。しかしながら、1200ドルを維持して切り返し、前半の高値を突破した。

 立会時間は、強基調を引き継いで時間外取引の高値を突破し、1215.3ドル(7.7ドル高:0.6%)まで上昇したが、戻り売りをあびて反落に転じた。ギリシャ向け融資の延長で合意が近いとの見方で逃避買いの解消が続いた。対ユーロのドル急落や株価の急反発など、安全資産の手じまい売りやリスク資産の買いが入ったことも、金の手じまい売りを促した。原油相場の急落も圧迫し、1204.4ドルまで値を消した。米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値の上昇も弱材料。金融市場などへのインパクトが読めないため、ギリシャのユーロ圏離脱を回避するための金融支援延長は吝かではないが、政権が替わるたびに融資条件が緩和される前例を作りたくないことは理解できる。ロシアのウクライナ介入、中国の南沙諸島の実効支配、イスラム国などと合わせ、無理が通って道理が引っ込む事例が目立ってきてはいないだろうか。

 ギリシャ向け金融支援は4カ月延長で合意し、立会終了後の電子取引でNY金4月限は1197.7ドルに、NY銀3月限は1616.0セントに値を消した。

 引け後に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した2月17日現在の建玉明細によると、大口投機家の金の先物建玉は13万1734枚の買い越しで、前週の15万5274枚の買い越しから縮小した。銀の先物建玉は4万1323枚の買い越しで、前週の4万6864枚の買い越しから縮小した。

 ニューヨーク銀3月限は、時間外取引を1655.5〜1628.0セントのレンジで推移し、前日比8.4セント高の1646.5セントとなった。3月限は、金の上昇に追随したあと、ドル高や金の反落で前日安値(1632.0セント)を下回ったが、金の反発をはやして中盤の高値を突破した。

 立会時間は、1647.0セントまで地合いを強めたが、逃避買い解消による金の急反落が圧迫し、時間外取引の安値を下回った1626.0セント(12.1セント安:0.7%)まで値を消した。ギリシャ向けの支援延長合意が近いとの見方や、原油急落が圧迫要因。ユーロに対するドルの急反落や株価の急反発など、金融市場全体にギリシャ支援延長観測を織り込む値動きとなった。

 2月19日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比32オンス減少の827万2589オンス、銀は77万6929オンス増加の1億7553万4344オンス。

今日の材料
  • 1月の独生産者物価指数(PPI)は前月比0.6%低下、予想は0.4%低下。
  • 2月のユーロ圏PMI速報値は総合が53.5、予想は53.0。サービス部門は53.9(予想53.0)、製造業は51.1(予想51.5)。
  • ギリシャ政府報道官、過去の支援プログラムの延長は協議しないと言明。
  • ウクライナ軍、ロシアの戦車20両以上とミサイルシステム10基が越境と主張。
  • 独誌、ECBはギリシャのユーロ圏離脱に備え、緊急時の対応策を検討と報道。
  • ドイツ首相、ギリシャが示した融資延長案は大幅な変更が必要との認識を示す。
  • ユンケル欧州委員長、ギリシャのユーロ圏離脱はないと明言。
  • 2月の米製造業PMI速報値は54.3に上昇、予想の53.6を上回る。
  • ユーロ圏財務相、ギリシャ融資延長の方向で文書草案作成。
  • 大口投機家の金の先物建玉は13万1734枚の買い越しに縮小。
  • 大口投機家の銀の先物建玉は4万1323枚の買い越しに縮小。

(インベステック シカゴ/小形一郎)

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